このままでは息子がマザコンになってしまうので回避する方法を調べました。
今週のお題「ゾクッとする話」
こんにちは。京都に住むきよもりです。うまくいかない仕事の代わりに、小学校低学年の息子を溺愛する毎日ですがふと不安になりました。
息子がマザコンに育ったらどうしよう。
『知らずに子どもを傷つける親たちーチャイルドマルトリートメントの恐怖』伊藤 芳朗著(河出書房新社) には、マザコンになる理由として極端な2点があげられていました。 伊藤さんは綾瀬女子高生コンクリート事件や、渋谷センター街殺人事件などの少年事件を扱った弁護士さんです。 彼自身も親との関わりで辛い想いをして、子どもがこれ以上悲惨な目に合わなくてすむように、 このような本を上梓されたようです。
ペットのように子どもを猫かわいがりしてはいけない
1つ目のマザコン男児育成方法はこれ。
子どもをペットのように「かわいがりたいときに、かわいがりたい方法で、気ままにかわいがる」というのは、子どもを一個の人格として尊重していないということに他なりません。
ペット化されて育った子どもにもっとも多くみられる現象は「主体性の欠如」です。そしてそれは多くの場合、「マザコン」となって表れます。
母親の溺愛がマザコンにつながるケースですね。私が心配したのもこちらのケース。 本人の意思を尊重せず好きなように可愛がるとよくない、という話。
母親が子どもに興味を持たないと、いつまでも子どもは母親の幻影を追い求める
2つ目のマザコン育成方法は、突き放す、無視する、はては捨てる、というケースだそう。
かつての私の教え子の中にもしょっちゅう付き合う女性を換えている男子生徒がいました。 彼は言いました。「いくら女の子を抱いても満たされない。むなしい」 彼の家庭もまた、母親の情愛が薄く、三人兄弟の真ん中で一番割を食っていました。時々、プレイボーイをうらやむ男性がいますが、プレイボーイというのは究極のマザコンかもしれません。一生「お母さん」の影を追いかけて生きていくわけですから。そして、一生それが満たされることはありません。本当のお母さんはひとりであり、そしてそのお母さんは冷たい人なのですから。
溺愛だけでなく、無関心もまたマザコンという極端な結果を引き起こす模様です。
夫婦仲の悪さがマザコン男児を育成する。
1番目の溺愛育児の根本的な原因として、オールアバウトではこんな記事がありました。 夫との仲が冷え切っているので、余計に可愛い息子にのめりこみ、溺愛してしまうのだそう。
特に男の子の思春期以降、母子密着はどうしても弊害を招く恐れがあります。お母さんの理性的な対応と、心理的距離を離す努力が必要となってくる時期ですが、経験から言って、この時期になっても息子を手放せないお母さんには、家庭内にある特徴があります。 ガイド:それぞれの家庭内に共通する特徴ですか?
生田先生:そうです。残念なことですが、問題と思えるような母子密着を示すお母さんたちには、夫に家庭参加を期待していない、または実は夫とうまく行っていないという人が多いのです。うまく行っていないのにそれを直視していない、そういう場合もあります。
子どもの前でのみ平和な夫婦を装うことですら、子どもにはいい影響があるそうです。
マザコン男児の育成を回避するために
まとめると次のようなことが言えそうです。
1. 自分の都合で猫可愛がりしない
2. 自分の都合で冷たく突き放さない
3. 夫との関係をないがしろにしない
ふと気づくと自分の息子がマザコン化していたら…そんなゾクっとする話はありませんよね。 この3つを気を付ければ、きっと母思いだがマザコンではない男子になる!…はず!
知らずに子どもを傷つける親たち―チャイルド・マルトリートメントの恐怖
- 作者: 伊藤芳朗
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る