小学校2年生から眼鏡生活をしている人間がJINSで眼鏡を買って気づいたこと
お目汚しでスミマセン
私が小学2年生で眼鏡生活を始めた当時、眼鏡は目の悪い人がかけるものでした。小学校低学年で眼鏡をかけるのはクラスに1人か2人。小学校における少数派はただのスケープゴート。「眼鏡ザル〜!!」というはやしたてはもはや必然ですらありました。
眼鏡なんてかけて、どうにもお目汚しでスミマセン…。
それがどうですか、今のオシャレ眼鏡ブーム! ローラさんの眼鏡姿を見るたびに衝撃を受けます。眼鏡をかけているからこそ可愛い、そんな時代が来るなんて。目も悪くないのに眼鏡をかけるファッションリーダーが出てくるなんて。
眼鏡のフレームが折れて心も折れる
小学校の頃、眼鏡は高価でした。レンズは1枚2万2千円。全部新調するなんて、ムリムリ!フレームを踏んで折ったりしたら、出費に怒る母の前には出られない、そんな日々でした。 大人になった私は憧れのコンタクトに乗り換えました。ついに眼鏡は、寝る前だけにしか使わない、買い換える必要もないアイテムになったのです。
ところがところが。先日、子供がフレームをバキッと折りました。 ボロくてもいいですが、さすがに折れたら困る。そんなわけで、昨日初めて新しい眼鏡屋の代表格、JINSに足を踏み入れました。そこには私の眼鏡常識を覆す出来事が!
未だかつて、値札より安く眼鏡を買えたことはあっただろうか?
眼鏡屋さんで私が常に言われていたのは、「お客様の視力では特別なレンズになりますので、レンズ代を10,000円追加させていただきます」という、特別加算の台詞。目が悪いアナタがいけないんですから、という無言の非難!
眼鏡は定価では買えない。
それが私の眼鏡不文律でありました。
ところがどうですか。JINSでは、フレームの値段がレンズ込みの表示になっています。しかも。
加算されるどころかSUMMER SALEで1,000円も安くなっている!
それでもまだ私は疑っていましたよ。視力検査が済めば、この人たちの態度は変わり、私の眼鏡は値上がりするのであろうと。
ですがこの日、私は自分が他人より目が悪いことについて、一言も責められませんでした。本当に、値札通り、値引きされた値段(4,900円。ありえん!)で買えました。
未だかつて、値札どおりに、いやそれよりも安く眼鏡を買えたことはあっただろうか?いやない。1度もない!有史以来の感激とはこのことです。 2時間後、手渡された眼鏡を見ながら、新しい眼鏡屋JINSの素晴らしさに打ち震えました
眼鏡を作り続けてきたから分かる新しい眼鏡屋さんでの注意点
ここからは、眼鏡と共に生きてきて、眼鏡無しでは暮らせなかった人のみお読みください。
そんな人がここで眼鏡を買う時には注意が必要です。かの店の店員さんは親切で優しい。だがしかし、どこまでいっても普通の人です。焦点合わせのいい加減さで、あなたはそれを悟るでしょう。「まだ飛行機鈍いです。あっていませんよ!」と叫びそうになりました。 眼鏡の仮レンズをはめて「これでよろしいですか?」とニッコリ笑って聞かれた時も、「右目と左目の見え方が違ってます!右目もう少し度を上げて!」と慌てて頼みました。
眼鏡は手に入ります。 値札通りの値段で手に入ります。 店員には優しくしてもらえ、決して目が悪いことで責められたりしません。
しかし、ちゃんと見える眼鏡を手に入れたいなら、調整はあなた自身がしてください。オシャレな会社のイメージに惹かれてやってきた眼鏡歴の浅い店員さんに、重荷を背負わせてはいけないのです。そして、その時、度数調整ができてしまう自分に気づくでしょう。30年以上眼鏡と向き合ってきた歴史は財産となっていました。 こうして、私は使いやすくオシャレな眼鏡を、当日に手に入れました。視力が人より悪いせいで、特別料金を払うことなく。
JINS万歳。